Q. |
では具体的に、どういったところをアップデートしたのでしょうか? |
A. |
先ずはストリングパターンに着目したわけですが、今回の2018年モデルは、どちらかというと2012年モデルに非常に近いストリングパターンとなっています。見た目にはわかりにくいですが、厳密にはほんの少しだけストリング同士の間隔が広くなっています。ではそれは何か?というと、2016年に発売した「ピュアストライク」シリーズに搭載した、「FSI POWER」というストリングパターンが、非常にお客様に気に入っていただけているという事で、ピュアドライブに搭載してテストしてみたところ、2012年モデル・2015年モデルそれぞれのユーザーに非常に良いと評価され、2018年モデルには「FSI POWER」が搭載されています。 |
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もう一つは、グロメットをよ~く見ていただくと、ホールが6角形の形をしております。私どもは「ダイアモンド グロメット」と呼んでいますが、6角形にすると丸型のホールと比べ、縦方向のストリングの動きがほんの少しだけスペースが広がります。このストリングのたわみが少しだけ大きくなることによって、「柔らかさ」を感じていただく事が出来ました。もちろんホールを大きくすればストリングのたわみは大きくできますが、安易に大きくしてしまうと、選手などからは「少しぼやける」というような声もアリ、大きいのやら小さいのやら、いろいろテストした結果、この方法が「縦方向にだけたわみを大きくする」ことができ、横方向は従来のままにしたものが非常に良かったという事で、今回は「ダイアモンド グロメット」を採用しました。 |
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それとバボララケットの1番の特徴と言える「ウーファー」と「コアテックスシステム」を、フレームの内側と内部にいれ、表面はフラットにする事でスイング時の空気抵抗を少なくするような構造に変更しています。
これによって今回のラケットに関しましては、非常にボールが乗る感じがするのと、操作性は上がっております。 |
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振動吸収のスペシャリストと一緒に開発した結果、非常に良いものが出来上がりました! |